今はなき、本物の肝だめし

小学生の頃、「子ども会」に入っていた人は多いと思う。
現在は、子ども会なんてなかったり、あっても入らない人が多かったりする。
私達が子どもの頃は、ほぼ全員が入っていた。
入るのが当たり前の時代だった。
その子ども会で行われる行事は、お祭りだったり、イチゴ狩りだったり、遊園地へ行ったり…と楽しい事が多いのだが、1つだけ恐怖に感じるものがあった。
それが「肝だめし」だ。

私の住んでいた場所は、結構な田舎だった。
住宅地の中にはお店や公園もなく、遊び場は、山や道路や空き地だった。
そして、少し上にはお墓があった。
そのお墓に、2人1組で行って帰ってくるのが肝だめしだった。
誰が考えたのか、小学生の子供に本物の怖さを教える、本物の肝だめしだ。

出発してすぐに、糸でぶら下げられたこんにゃくが飛んでくる。
暗いので、その時はこんにゃくだなんて冷静な判断なんて出来ない。
その後も、いくつかの仕掛けがあり、お墓の中に置いてある名簿の、自分の名前に丸をつけて帰ってくればクリアだ。
今はなき、本物の肝だめし…二度とやりたくはない。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>